こんにちは。低学年担当の小川です。
今は、物が豊かになり、インターネットの環境があれば、
調べものも直ぐに終わり、欲しいものがあれば、「ポチ」っとすれば、
外に出なくても何でも手に入る時代ですよね。
今の時代を生きる子どもたちは、
私たちが子どもだった頃に比べるといろんな物を持っていて、
羨ましいと思うこともあります(笑)
そんな子たち(小2)が、国語で「詩」の読解をしました。
稲刈りの風景を描いたものです。
「稲穂って実るとどんな風になっているの?」
「たわわに実るってどんな様子?」
「コンバインって何か分かる?」
「稲刈りしたら、すぐ、お米として食べられるの?」
このような問いに、答えられる子は少なかったです。
私たちが、当たり前に見てきた「田舎の風景」は、
今の時代の子たちにとっては特別な風景なのかもしれません。
私たちが、意識してあげなければ、見ることも、実際に触ることも、
大きさやにおいを感じることもできないこともあるのです。
そう考えると、私たちが子どもだった頃の方が
豊かだったようにも思いますね。
辞書を引くだけでは分からないこともたくさんあります。
ぜひ、いろいろな「もの」を見せてあげてください。
「わぁ~!」という、感動を与えてあげてください。
その、経験は無駄ではなく、知識として役立つ時が必ず来ますから!
そして、その感動を「言葉にする」こともさせてみてくださいね。
「自分の思いを言葉にする」ことは、
子どもたちにとっては難しいこともあるようですよ・・・。
「すごい!」の一言で表すのではなく、
何がどう「すごい」のかを話せるように、
まずはしてあげてくださいね。