【厳選】小学生高学年向けおすすめ国語辞典8選|語彙力をぐんと伸ばす!
小学校高学年になると、国語の授業や日常生活で出会う言葉の数が増え、より高度な語彙力や言葉の意味を正しく理解する力が求められます。そんな時に欠かせないのが、信頼できる国語辞典。この記事では、小学生高学年のお子さんにぴったりの国語辞典を厳選して8冊ご紹介します。これらの辞書を活用して、語彙力を伸ばし、国語力を強化しましょう!
1. なぜ小学生高学年に国語辞典が必要なのか
小学校高学年になると、学校の授業や日常生活で使われる言葉が一段と難しくなり、語彙力の差が成績や理解力に大きく影響を与え始めます。この時期に、正確な言葉の意味や使い方を理解することは非常に重要です。特に国語の文章問題や読解問題では、言葉の微妙な意味の違いや表現をしっかりと把握する力が問われます。国語辞典を使うことで、知らない言葉を自分で調べる習慣が身につき、単なる暗記ではなく、言葉の本質を理解することができるようになります。
また、国語辞典を使うことで「自学自習」の力も育まれます。自分で調べ、理解し、学ぶ習慣を早い段階で身につけることは、今後の中学受験やさらなる学習に向けた基礎となります。さらに、辞典を活用することで、語彙力が自然と豊かになり、作文力や表現力も飛躍的に向上するでしょう。
国語辞典は単なる「言葉の意味を調べる道具」ではなく、学習全体を支える強力なツールなのです。この大切な時期に、子どもたちが自分で使いこなせる辞典を手にすることで、より深い言語理解力を育むことができます。
2. 国語辞典の選び方|高学年にふさわしいポイント
小学生高学年向けの国語辞典を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと、お子さんにとって使いやすく、効果的に学習できるものを選べます。ここでは、高学年の子どもたちにふさわしい国語辞典の選び方を解説します。
1. 語彙の充実度
高学年になると、より多くの語彙や複雑な表現に出会う機会が増えます。そのため、収録されている語彙が多い辞典を選ぶことが大切です。特に、学校の教科書やテストに出やすい言葉、時事用語、専門用語がきちんと収録されているかを確認しましょう。語彙の充実度が高いほど、調べたい言葉を見つけやすくなります。
2. わかりやすい解説
国語辞典は言葉の意味を理解するためのものですので、説明が子どもにとって理解しやすいかどうかは重要なポイントです。具体的で分かりやすい例文が豊富に載っている辞典は、ただ意味を知るだけでなく、言葉の使い方まで学べるため、学習効果が高まります。高学年に適した辞典では、日常生活に関連する具体的な場面での使い方や、丁寧な解説が求められます。
3. 使いやすいデザイン
子どもが辞典を使う際に、辞書の構成やデザインが使いやすいかどうかも重要です。例えば、見出し語が大きく見やすい、ページのレイアウトがすっきりしているといった工夫がされている辞典は、子どもたちがストレスなく調べ物を続けやすくなります。カラフルなページやイラストが付いている辞典も、視覚的に楽しめるため、学習のモチベーションを高める効果があります。
4. 発展的な内容の有無
高学年は中学受験や将来の学習を見据えて、さらに発展的な内容にも触れ始める時期です。語源や成り立ち、関連する熟語やことわざ、慣用句が掲載されている辞典は、単語の意味だけでなく、その背景や文化的な側面まで学べるため、言葉に対する理解が深まります。将来的に役立つ知識を得ることができる辞典を選ぶのもポイントです。
5. 子どもの興味や性格に合った辞典
子どもによっては、カラフルでイラストが多い辞典を好む場合もあれば、よりシンプルで情報量が豊富な辞典を好む場合もあります。お子さんの興味や性格に合った辞典を選ぶことも、長く使い続けるためには大切です。興味を引くデザインや内容が詰まっている辞典なら、自分から積極的に辞書を使う習慣が身につきやすくなります。
これらのポイントを押さえながら、最適な辞典を選んであげることで、言葉の力を伸ばし、国語力を効果的に高めることができるでしょう。
3. 小学生高学年向けおすすめ国語辞典8選
ここからは、小学生高学年向けに特におすすめの国語辞典を8冊ご紹介します。これらの辞書は、語彙力を高めるだけでなく、言葉の背景や使い方もしっかりと学べる内容になっているので、お子さんの国語力をぐんと伸ばすサポートになります。選び方のポイントを踏まえて、ぜひ参考にしてみてください。
1. 三省堂 例解小学国語辞典 [ 三省堂 ]
この辞典は、視覚に配慮した設計で、目に優しい色使いや、読みやすさを追求したUDデジタル教科書体を採用しています。類書中最大級の40,500語と46,500項目を収録し、最新の語彙やことわざ、四字熟語、慣用句も網羅。豊富な図版(約1,000点)や388の学習コラムが、言葉の理解を楽しくサポートします。さらに、漢字学習にも対応し、特典のポスターや2024年開始のオンライン辞書「ことまな+」も利用可能です。
2. 小学館 例解学習国語辞典 [ 小学館 ]
2024年度新教科書に対応し、約40,900語(総収録語数48,800語)を収録した、類書中最大級の国語辞典です。1,100点以上の写真やイラスト、230点以上の表やグラフで、言葉の理解を深めやすくしています。200以上の「使い分け表」も収録し、似た言葉の正しい使い方も学べます。重さはそのままに、内容を大幅に強化。さらに、オールカラーのインデックスなどで、より引きやすく、楽しく使える工夫が満載の一冊です。
3. ベネッセ チャレンジ小学国語辞典 [ ベネッセコーポレーション ]
この辞典は、学習指導要領に対応し、豊富なカラー写真(約500点)とカラーイラスト(約800点)で、楽しく学べる工夫が施されています。全ページに五十音表示があり、五十音順が不完全な子どもでも見出し語を簡単に探せます。また、すべての漢字にふりがなが付き、理解が進みやすいレイアウトです。新しい言葉や他教科の専門用語も多く収録され、最新の学習ニーズに対応。コラムも充実し、幅広い学びをサポートします。
4. 学研 新レインボー小学国語辞典 [ 学研 ]
この辞典は、小学国語辞典として初のオールカラー仕様で、イラストや写真、例文が色分けされており、見やすさと使いやすさが特徴です。1,400点以上のイラストや写真に加え、五十音インデックスやふりがな付きの漢字など、子どもが引きやすい工夫が施されています。さらに、「ことば選びのまど」など300以上のコラムが、思考力や判断力、表現力を養うサポートをします。漢字書写の動画特典やポスターも付いており、総合的な学習を支援します。
5. 光村教育図書 小学新国語辞典 [ 光村教育図書 ]
この辞典は、小学生の学習に必要な約34,000語を収録し、各教科や新聞などで使われる新しい言葉も多く取り上げています。全ての漢字にふりがなが付いており、1年生から使用可能です。また、やさしい言葉でていねいに解説し、身近な例文を豊富に示しています。重要語は色分けされており、使い分けや関連語の学びが深まる工夫もされています。古典の言葉や百人一首、ことわざも掲載されており、総合的な国語力を養える一冊です。
小学校高学年になると、中には難しい言葉が出てきます。小学生向けの辞典には収録されていない言葉も多いので、以下の辞書もおすすめします。
6. 新明解国語辞典 [ 三省堂 ]
この辞典は、現代日本語の精緻な意味分析を基に、言葉の本質に迫るシャープな語釈が特徴です。豊富で実感あふれる用例が、言葉のニュアンスを深く理解する助けとなり、文章作成にも役立ちます。また、9万を超えるアクセント表示や、最新の文法研究に基づく「文法」欄の充実により、日本語をより深く理解できる内容となっています。約1,500語の新語を追加し、総収録項目は79,000項目に。紙面もさらに読みやすく改良されています。
7. 例解新国語辞典 [ 三省堂 ]
この辞典は、最新の教科書に密着した唯一の辞典として、学習語彙をサポートします。6万語を収録し、大型辞典にも載っていない語句や語義まで網羅しています。豊富な用例や類義語・対義語、語彙力を伸ばすための囲み記事が充実。また、読みやすいUDデジタル教科書体を採用し、同音異義語はマーキングで使い分けもサポート。方言やものの数え方、欧文略語集なども収録し、総合的な国語学習に役立つ一冊です。
8. 広辞苑 [ 岩波書店 ]
広辞苑は、日本を代表する辞典で、約1万項目の新語を追加し、総ページ数は増えながらも薄い紙を開発してサイズを保っています。各界の専門家が監修し、文学や歴史、科学、スポーツ、サブカルチャーに至るまで幅広い分野を最新の動向に基づいて見直しました。類義語の意味の違いや、日本語の基礎をしっかりと学べる語釈が特徴。現代社会の変化を反映し、IT用語や医学用語、地球科学関連の言葉も充実しています。
これらの辞典は、それぞれ特徴が異なるため、お子さんの学習スタイルや興味に合ったものを選んであげると、国語の学習がさらに楽しく効果的になります。
4. 国語辞典を使った効果的な学習法
国語辞典をただ調べるだけではなく、効果的に活用することで、お子さんの語彙力や国語力をぐんと伸ばすことができます。ここでは、小学生高学年のお子さんが辞典を使って効率よく学べる学習法をいくつか紹介します。
1. 知らない言葉に出会ったら即調べる習慣をつける
まずは、学校の授業や読書、日常会話でわからない言葉に出会ったときに、すぐに辞書で調べる習慣をつけることが大切です。国語辞典は手軽に調べられるように身近に置いておくと良いでしょう。調べた言葉をすぐに理解し、実際に使ってみることで、語彙がしっかりと身についていきます。
2. 言葉の意味だけでなく、例文や用例も確認する
辞典で言葉を調べる際、意味だけを確認するのではなく、例文や用例も一緒に読んでみましょう。これにより、言葉の使い方や適切な場面での活用法がわかります。実際に文章の中でどのように使われているのかを理解することで、自然とその言葉を使いこなせるようになります。
3. ことわざ・慣用句・四字熟語も調べる
高学年になると、文章問題や作文でことわざや慣用句、四字熟語を使う機会が増えます。これらを辞典で調べて、使い方や意味を確認するのはもちろん、自分の作文に積極的に取り入れることで、文章力が飛躍的に向上します。また、国語のテストでもよく出題されるため、辞典を使ってしっかりと覚えておくことが大切です。
4. 自分だけの「言葉ノート」を作る
調べた言葉を自分のノートに書き留める「言葉ノート」を作るのも効果的です。言葉の意味、使い方、例文をまとめておくことで、後で見返したり復習する際に役立ちます。また、ノートに書くことで記憶にも残りやすくなります。さらに、調べた言葉を使ったオリジナルの文章を作ると、実践的な国語力が身につきます。
5. 辞書引き学習を取り入れる
「辞書引き学習」とは、辞書を引きながら言葉を探す学習法です。特定のテーマや課題を設けて、その関連語を次々と調べることで、幅広い語彙を効率的に学べます。例えば、「自然に関する言葉を10個調べてみよう」といったように、子どもの興味に合わせて課題を設定することで、楽しく辞書を引く習慣がつきます。
6. 親子で辞書を使ったクイズやゲームを楽しむ
辞書を使ったクイズやゲームを親子で楽しむのもおすすめです。たとえば、親が辞典から難しい言葉を選び、子どもに意味を考えさせたり、逆に子どもが辞典から出題する形式で楽しむことができます。このような遊びを通して、自然に言葉の意味や使い方が身につくため、勉強が苦手な子にも効果的です。
7. 定期的に復習する
調べた言葉を一度で覚えきるのは難しいため、定期的に復習することが大切です。調べた言葉を何度も辞書で引き直したり、自分の「言葉ノート」を見返すことで、語彙がしっかり定着していきます。復習の際には、例文を再確認したり、新しい場面でその言葉を使ってみるとさらに効果的です。
国語辞典を積極的に活用することで、日々の学習が豊かになり、言葉に対する理解が深まります。お子さんが自分で調べて学ぶ習慣を身につけることで、国語力がぐんと向上し、将来の学習にも大きな力を発揮するでしょう。
5. まとめ|国語辞典をフル活用して国語力を高めよう
国語辞典は、小学生高学年のお子さんが語彙力や言葉の理解を深め、国語力を飛躍的に伸ばすための強力なツールです。特に、中学受験を控えたお子さんにとっては、語彙や表現力を強化し、読解力や作文力を高める上で欠かせない存在です。
この記事では、小学生高学年向けの国語辞典を8冊ご紹介し、それぞれの特徴や魅力を詳しくお伝えしました。辞典を選ぶ際のポイントとしては、語彙の充実度、わかりやすい解説、使いやすいデザイン、発展的な内容の有無、そしてお子さんの興味や性格に合ったものを選ぶことが大切です。これらを考慮して、お子さんが長く愛用できる辞典を選んであげると良いでしょう。
また、辞典を活用した効果的な学習法として、わからない言葉に出会ったらすぐに調べる習慣をつけることや、言葉の意味だけでなく例文や用例を確認すること、自分だけの「言葉ノート」を作ることが紹介されました。これらの方法を実践することで、単なる知識の暗記ではなく、言葉の本質的な理解が深まり、実生活での活用力も高まります。
さらに、ことわざや慣用句、四字熟語の辞典も活用し、文章表現の幅を広げることで、読解力や作文力がさらに強化されます。辞書を使ったクイズやゲームで楽しみながら学ぶ工夫も取り入れることで、言葉を学ぶ楽しさを実感しながら、自然と国語力がアップするはずです。
お子さんが自ら辞書を引く習慣を身につけ、言葉に対する興味を持って学び続けることで、語彙力や表現力、そして国語力全体が向上し、将来の学習や社会生活においても大きな武器となるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、お子さんにぴったりの国語辞典を見つけて、効果的に活用してください。