以前の続きです。
社会が得意な子が絶対にしない勉強法の3つ目が残っていましたね。
3.意味のない見直し
皆さんは、間違えた問題の見直しをどのようにしていますか?
例えば、選択問題で次のような問題があったとします。
=============================
Q.執権として政治を行い、1232年に御成敗式目を定めた人物を次のア~エの中から選べ。
ア 北条政子 イ 北条泰時 ウ 北条時宗 エ 北条時政
=============================
答えは・・・ イですね。
苦手な子は、この答えを間違えた際に、
「北条泰時=御成敗式目」
で、見直しが終わるのです。
本当は、どの人物も知っておかないといけないのですが、
仮に泰時が何をした人か知らなくても、他の3人を知っていれば
消去法でも解けるわけです。
でも、間違えたのです。
つまり、泰時以外の政子も時宗も時政も知らないから、
分からないのです。
それなのに・・・
見直しの際に、泰時は理解(?)できたのかもしれませんが、
政子や時宗や時政までは知ろうとしないんですね。
“この問題では正解ではないから”
この1問を通じて、色々知らないことがわかったわけですから、
「泰時」1点だけを学習するのではなく、その周辺も学習することで、
学習効果は2倍、3倍となるわけです。
以前の繰り返しになりますが、
問題は、一部分を切り取って出題されているわけです。
でも、その一部分が答えられないということは、
氷山の一角だと思って、その周辺も学習し直すのは、
当たり前のことなのです。
自分の勉強が3つの中の1つでも当てはまっている人は、
今からでも遅くはないので、変えていきましょう!