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時間対効果

塾生に、各自の短期目標を決めてもらうときは、

「▲▲を●点以上とる」

というように書いてもらいます。

ただ、「頑張る」の一言ではなくて、

○○をいつ、(数値で)どのくらい達成するのか、を書いてもらうのです。

それと合わせて、目標達成のために何をするのか、

計画を立てます。

「問題集を毎日2ページやる」

「数学を毎日1時間やる」

といった感じです。

確かに「何を」「(数値で)どのくらい」やるのかが

具体的に書けています。

けれども、注意したいのが、

「それをやって、必ず目標を達成できるのか」ということです。

つまり、ただ「やった」だけの“作業”にならないようにして欲しい、

ということです。

あくまで、目標達成のための取り組みですから。

アバウトな言い方になりますが、一番大事なのは

「できるまで、理解するまでやる」ことではないでしょうか。

もちろん一概には言えませんが、

少なくとも数学においてはそれが言えます。

例えば、1時間で100枚もプリントをやったA君と、

1時間で30枚しかプリントをやらなかったB君がいるとします。

その後にテストをしました。

結果は、A君が40点、B君が30点でした。

どうですか?

ただ、プリントを100枚やっただけで、まったく理解していないA君と、

枚数は少ないけれど、勉強したことをきちんと理解したB君とでは、

どちらが勉強としていいのか。

ただの作業としては、A君の方がたくさんやっていますから、

そこだけ見れば周りの評価は高いでしょう。

でも、結果に反映されなければその努力は評価されません。

むしろ、1枚もやらないで遊んでて40点を取った子と

同じ評価をされます。

点数上では同じですから。

成績がいい子は、このことを潜在的に知っています。

たくさん、時間をかけて頑張ったということは、

ペーパーテストでは評価されない、と。

だから、成績のいい子は

「いかに短時間で、完全に理解してしまうか」を追求するのです。

そして、“作業”は出来るだけ少なくし、

限られた時間の中で理解しようとするのです。

「時間対効果」を最大限に上げる訓練を繰り返せば、

おのずと学習効率は高くなります。

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