タグ別アーカイブ: 子育て

「立ち入らない境界」を作らせない

社会や英語は暗記科目だと言う人がいます。

確かに、社会は小学校や中学校では、

ほとんどが知識の羅列といえます。

理科も、生物・地学はほとんどが、

化学も多くは「名称を覚える」学習になっています。

例外的に物理だけが、

理論を教えているように見えます。

そのためか、物理が不得意な子が多いです。

朝日高校といえども、その平均点は、

まるで全くやる気のない子がテストを受けたかのような結果です。

おそらく、物理を勉強している子には

「覚えることがないから、勉強の仕方がわからない」状態なのでしょう。

 

 

「とにかく覚えなさい。理解はその後でいいから」というシステムは、

昔から続いています。

例えば九九。

九九のお陰で、計算が早くなり、

算数ができると感じるようになった人は多いでしょう。

(いや、そもそも何も感じないかも・・・)

 

 

 

しかし、九九が出来ることが、

かえって数字を取り扱う頭脳には

マイナスになるのではないでしょうか?

頭の中で、数字の操作をイメージできる感覚を養うことが

算数では、最も大切なことです。

九九は、数字の処理方法を「音」で記憶させてしまうので、

この算数の大事な感覚を遠ざけることになります。

 

 

知識を覚えることは、別に悪いことではありません。

沢山の知識を覚えていれば、人に自慢できるだろうし、

親も子どもが名称を沢山覚えていたら褒めてやりたくなるでしょう。

 

 

それでも、これからは今まで以上に

大きな問題になってくると感じています。

名称を覚えることで満足し、

それ以上を理解しようとする気持ちを

無くしてしまう傾向があるからです。

言葉を覚えることで、無意識のうちに

「立ち入らない境界」を作ってしまう。

名称を知っていることと、それを理解している事とは同義ではない、

という認識を常に持つ必要があるのです。

やる気とモチベーション

辞書的に言えば、

やる気は、

「物事をやろうとする気持ちや欲求」であり、

モチベーションは、

「やる気を起こしたり、何かをしようとするための刺激や動機づけ」

である。

 

勉強において、やる気やモチベーションの事がよく話に出てくるが、

はたして、「やる気」とは何だろうか?

「モチベーション」とは何だろうか?

 

色々話を聞いていると、おそらく、

やる気とは、

「自ら勉強をしたいと思うこと」と思われているように思える。

それに倣い、モチベーションとは、

「勉強をしたいと思う気持ちが起こること、あるいは続くこと」

となる。

 

しかし、実際指導していて、大人が思うように、

純粋に「勉強がやりたい」と思う子はいるのだろうか。

自分が子どもの時にそう思っていない人の方が圧倒的に多いはずだ。

 

やる気とは、

「いかなる理由があっても、勉強をしようとする気持ち」に

他ならない。

・明日までにやらないといけないからやる。

・高校に進学したいから(やらなければ受験で合格できないから)やる。

とにかく、やらなければならない理由があるから、

勉強をしようと思うのが、「やる気」なのではないか。

そして、

・やらないと叱られる。

・やらないと恥ずかしい思いをする。

・やらないと夢が叶わない。

など、ネガティブなものではあるが、そういったものが、

「モチベーション」になっている人もいると思う。

もちろん、ずっとそういうことがモチベーションになっていては、

長続きしない。

精神的に成長していく中で、自分の目標が見つかったり、

褒められり、成績がよくなったりがあって、

プラスのモチベーションに変わっていくこともある。

 

昔、こんな話を聞いたことがある。

早稲田大学に合格した女の子が、自分の勉強を振り返って、

「自分が本当にやろうと思って始めたのは高3の時だけだった。

それまでは、親にめちゃくちゃ勉強させられた。

でも、今思えば、それがあったから、合格できたんだと思える。

だから、親に感謝したい。」

 

こういう話をすると、「鞭打ってでも、とにかく勉強をガンガンさせればいい」と偏ったとらえ方をされそうに思うが、それは、違う。

 

まだ精神的に幼いうちに、壮大な目標を掲げて、

自ら勉強をするような子になるのをじっと待っていても、

その時が来ることはないだろう。

 

いつか、自分で「やろう!」と思う時がくる。

それまでは、大人がしっかりとサポートして、

勉強をさせていけばいい。

 

一見、やる気がなさそうに見えても、

実はみんな「やる気」は持っている。

 

実際、塾で、

「やる気がないなら、塾を辞めてもいいし、

無理に勉強しなくてもいい。」

と言って、辞めた子はいない。

大抵、

「いいえ!やります!この塾で勉強したいです。」

と返ってくる。

 

人間誰しも、気持ちがダレてくる時がある。

その時に喝を入れると、目を覚ますことが多い。

「厳しい塾」でなくなった時は、

もう子どもたちの「モチベーション」をあげられなくなった時かなと。

子どもが賢く成長する親のGood行動トップ10

先日の記事

「子どもが賢くならない親のNG行動トップ10」

について、名門公立高校受験道場でお付き合いのある後藤先生が

以下の記事を書かれていました。

■子どもが賢く成長する親のGood行動トップ10

1.結果のみでなく子どもの普段の頑張り・努力の過程をしっかり見て評価してあげる

2.子どもの過去ではなく、未來の夢・そのために今やるべきことを一緒に語り合う

3.謙遜ばかりせず、場面によっては子どもの良いところをしっかり言葉にして伝える

4.普段の声かけ・適度の目標の設定等で、子どもがやる気になるように仕向けることができる

5.学習計画を子どもが自分で立てられるように協力する。基本的には子どもを信用して任せて、毎日口うるさく点検したりしない

6.勉強と部活や習い事等の両立をできるように協力する

7.常に子どもと会話をきちんとすることを心がける。子どもが気持ちをうまく伝えられない時も、イライラしないでじっくり聞いてあげる

8.子どもが落ち込んでいる時は、デーンと構えて明るく包み込んであげる

9.常に夫婦円満を心がけ、子どもの前で喧嘩をしたりしない

10.子どもは自分とは別個独立の存在だと認識し、親のエゴを押し付けない

確かに、これらを実行するのはかなり大変ですね。

いきなり完璧を目指すのではなく、

少しずつでも意識して子どもと接することで、

プラスの方向に向かいます。

子どもが賢くならない親のNG行動トップ10

 

 

「子供が賢くならない親のNG行動 TOP10

 

10位 自分ができなかった目標を背負わせる

親が行けなかった学校を受験させるなど、親のリベンジになったら教育は最悪。子供は目標が自分の事から他人事に変わるため、頑張らなきゃいけない時に頑張ることが出来なくなる。

塾長一言:○○に行きたかったけど、行けなかった。だから、あなたには言って欲しい」などと言うのがNGということ。他にも、行かせたい学校を無理やり勧めるのもNG。子どもがうんざりして、やる気をなくすることも。

9位 父親が母親を責める

「お前がダメだから、子供がダメなんだ」という父から母へのプレッシャーは、母から子供へのプレッシャーに直結する。その結果、点数を取るだけの勉強になってしまい、長続きしない。

塾長一言:ドラマの中でしか聞いたことはありませんが、当然、子どもにいい影響は与えないでしょうね。

8位 子供以上に落ち込む

合格発表の時にお母さんが泣いてしまうのは最悪。試験の結果が悪かったり、受験に失敗した際、子供本人が落ち込むならいいが、お母さんが必要以上に落ち込むと、その反動で中学に入って勉強しなくなる。頑張ってきたことは、無駄にならないと子供にきちんと伝えることが大事。

塾長一言:最後の1行は同感です。受験は、まさに「頑張った事はムダにならない」ということを実感できる良い機会だと思います。それが例え不合格でも、です。学力的にも、人間的にも大きく成長できるかどうかは、子ども自身がどれだけ取り組んだかだけでなく、それと同じ位、親や指導者がきちんと受験について話をしたかに寄るところも大きいです。

7位 単語の会話を許す

「別に」「ふつう」「超面白かった」など、一言で答える子供は良くない。ボキャブラリーや語彙を増やしてあげることが家庭に一番求めること。自分の気持ちを自分の言葉で話せない子供は、実際に学力も伸びない。

塾長一言:その通り。国語力がない子が増えていますが、語彙の少ないことが一つの要因になっています。それは、会話にも表れています。『語彙を増やしてあげること』の例として、「どんな風に面白かった?」などと具体的に話をさせるように誘導してあげると良いでしょう。

6位 習い事をやめさせる

焦る親ほど、クラブ活動や習い事をやめさせたがるが、やめさせた方が合格率は下がる。子供は好きな事をやめると集中力が低下するので、両立させた方が勉強も頑張り結果が出る。

塾長一言:勉強が忙しくなり、勉強を一番に考え(志望校に合格したいから)、部活動を辞める子もいます。あるいは、部活動をしているが、勉強に差し障りない程度にセーブする子もいます。合格率が下がる傾向があるのかもしれませんが、ケースバイケースのようにも感じます。そもそも『両立』するのかどうか、という点でできない子も多いと思うからです。両立とは、勉強もきちんとするが、部活動や習い事もガッツリできていて、お互いに悪影響を及ぼさない状況のことをいうのではないでしょうか。私はそう思います。

5位 「宿題やったの?」と確認する

気になるのはわかるが、言ったらアウト。「今やろうと思ったのに」「やってるよ」など、反発以外の何も生みださない。やっていない前提で聞くのではなく、「出来た宿題見せて?」と、やったことを前提に聞くと良い。

塾長一言:挨拶のようになっている方も少なくないかもしれません。宿題ができていないと思うから、つい子どもに言ってしまうんですよね。できる子の家庭は、心配がいらないので、言う必要もない。当然だと思います。子どもも返答するのが面倒になり、やっていないのに「やった」と返事する子も。習慣化しないように、お母さんのストレスにならないように、少し言い方を変えるのも一つの方法だと思います。

4位 ご褒美でやる気を出させる

目の前のニンジン作戦は、とりあえずの結果は得られるが、完全に失敗する。褒美がないとやらなくなる。褒美を獲得することが目的・ゴールになるので、自ら学ばなくなる。

塾長一言:褒めるということを、言葉でなく形に表したものが「御褒美」で、子どもにとっては分かりやすいと思うのですが、それよりも「褒められることが御褒美」と思ってもらえることの方が良いですよね。小さい頃はそれでもアリだと思いますが、褒めることも忘れずに。「言葉」に感動を感じるようになれば、そのうち、モノよりも言葉に強く反応するようになります。

3位 人前で「うちの子はダメ」という

三者面談などで、親は謙遜して言ったつもりでも、「子供は親に、日頃の努力を認められていない」と感じてしまう。母親に誉めてもらうことで子供のモチベーションは上がる。

塾長一言:これはよく言われることですね。それでも、お母さんたちの会話の中では思わず出てしまうこともあるかもしれません。「勉強は塾に任せているし、子どもも自分でやっているみたい(塾で長時間やっているなど)。」と、暗に子どもの努力を認め、客観的な事実を述べる程度であれば、いわゆる「自慢話」にはならないのかなと。

2位 子供の過去を責める

「あの時、あの時」と過去のことをほじくり返しても意味がない。それをいつまでも身近な親に言われる…子供にとってこれほどの苦痛はない。失敗を糧に「こうしたら、こうなるんじゃないの?」と、未来から逆算した言葉かけをした方が子供は伸びる。

塾長一言:反省はするべきですが、過度に失敗を責めるのはよくない、ということです。できなかったことをできるようにするためには、何をするべきか、という具体的戦略をアドバイスすることは絶対に必要だと思います。

1位 結果だけ評価する

「結果だけ評価される子は、良い子でいなければと思うようになる。良い点数を取り続けなければいけないという心的プレッシャーと長く戦わなければいけない。弱い子はカンニングをするようになることも。努力、過程を「よくやったね」と褒めてあげると、次も頑張ろうという気持ちになる。

塾長一言:これも当たり前のことですね。結果ばかり評価しても子どもは伸びません。努力・過程が良かったから結果が良かったのだと褒める。反対に叱る場合でも、努力・過程のどの点が悪かったから結果が悪かったと伝えると良いと思います。

 

この中のいくつかは、昔のブログ記事でもお話したことがありますね。

これを見てから、「あ!うちにも当てはまる。だからダメなんだ。もう賢くならないな・・・」ではなく、「これからは、少し気をつけてみよう」と意識を変えていくことが大切だと思います。

また、全てこの通りに実行できないと思います。(親のモチベーションも考えて。)あくまで“傾向”ですから、この通り完璧にしようと思わないこと。少しずつ、時に「あ、そういえば、こういう場面ではこうするんだったな」と思いだせるだけでも違います。反省する度に、少しずつ実行、ですね。小さな努力は、目には見えませんが、少しずつ、お子様の心に響いていくものですよ。

 

※参照元

http://irorio.jp/natsukirio/20150305/211074/

「おだてる」ではなく、「ほめる」

「おだてる」と「ほめる」は全く違います。

「おだてる」とは、ダメなところでも「よい」とお世辞をいうことです。

それでは、「ほめて育てる」とは?

多くの親が誤解しているのが、「ほめて育てる」という意味を、

ダメなところでも良いと言うと勘違いしていることです。

「ほめる」とは、子供の長所を見つけ、それを伝えて、

自信をつけてあげることです。

7割ほめて、3割叱ってあげるつもりでちょうど良いと思います。

<上手なほめ方>

・具体的にポイントを絞ってほめる。

・結果よりもプロセスをほめる。

・自分も良い影響を受けたことを相手にわかりやすく伝える。

・どこが良かったかを相手からも敢えて言わせる。

・次回の目標について相手に尋ねる。

・いつまでも過剰にほめ過ぎない。

自分で考え、行動する

先日、質問や相談をする習慣が大切だと書きました。

但し、ちょっと考えてわからなさそうだったら、

「先生に聞けばいいや」

と自分で考えることを放棄してしまうのは、いけません。

そうなると、「自分で考え、自分で行動する」という主体性がなくなり、

「他人に聞いて教えてもらう」

「他人に指示してもらわないとできない」

という受け身な子、いわゆる指示待ち人間になってしまいます。

社会に出ると、思ったようにいかないことや、

どうしたらいいかわからないことはたくさんあります。

そんな困難を乗り越えていくには、単に

「何でもわからないことは他人に聞く」

だけではダメなのです。

わからないことを一人で考え込まず、

他人にアドバイスを求めることも本当に大切なことですが、

同時に、「自分で考え、行動する」ことも大切なのです。

ですから、まずは、自分の頭で考え、それでもわからなければ、

素直に他人のアドバイスに耳を傾けることができるように、

子どもを育てていきたいです。

ちなみに、私が実践していることは、子どもが質問してきたら、

「自分はどう思う?」

「その質問のどこまでがわかって、どこからわからないの?」

などと聞くようにしています。

質問をすることへのハードル

伸びる子は、質問ができます。

そんなことは、簡単なことだと感じるかもしれません。

でも、子どもにとっては、実はとても勇気がいることなのです。

「先生はきっと忙しいから、相手をしてくれないかも」

「こんなこともわからないのか、と怒られるかも」

「こんなことを聞いて、バカだと思われるのが恥ずかしい」

などと思っているのです。

子どもに、過去にそういう経験があったからかもしれませんね。

こういう経験が積み重なると、

子どもは質問をするのに高いハードルを

感じるようになってしまいます。

どうにかして、質問ができる子にしたいですよね。

まず、質問ができるようにするのは、簡単です。

質問や相談をしてきたら、その行為自体をほめてあげるのです。

そして、子どもは、助けを求めてきているのですから、

喜んで、一緒に解決してあげましょう。

わからないところを一人で悩んでいても、けっして解決できません。

勉強は単元の積み重ねですから、

わからないところをそのままにしておくと、

後で取り返しのつかないことになります。

質問をする勇気をもつことも、

子どもの成長に欠かせない大切な要素なのです。

勉強×食事×睡眠

成績を上げるために、

勉強時間を増やす努力をする人は多いと思いますが、

良い食事と良い睡眠に目を向けている人は少ないようです。

脳や体を最適の状態にするには、

「トレーニング」と「栄養」と「休養」の3つが必要です。

この3つが揃えば、勉強の効果が大きくなります。

その中でも、子どもの集中力ややる気に最も関係があるのが

「よい睡眠をとれているかどうか」です。

そして、睡眠時間の長さよりも深さの方が大切です。

良い睡眠がとれていない子は、いつも集中力がありません。

表情も疲れた顔をしています。

ですから、勉強が頭に入りません。

集中していない状態でやる勉強は、

集中しているときの勉強と比べると10%以下の効果しかありません。

「できるまでやりなさい!」と夜中まで勉強をさせるのではなく、

(夜中までしなければいけないような状況がまずいですよね)

深い睡眠をとるために、

「ベッドでは携帯をいじらない」とか

「電気を消して寝る」など、最善の方法を考えましょう。

遊ぶ前に、勉強

GWは満喫されていらっしゃいますか?

勉強も大切ですが、

外に出かけて、多くの体験をすることも大切ですよ。

「よく遊び、よく学べ」ですね。

子どもは、これを都合のよいように解釈してしまいますが(笑)

連休中の勉強は、子どもにとって、やりづらいようです。

休みだから遊びたいのは、あたり前です。

だから、どうしても後回しにしがちなのです。

でも、それが余計しんどくなることは、目に見えています。

そのため、遊ぶ前に、勉強を終わらせると、

もっと楽しく遊べるんだということを、経験させておくとよいでしょう。

勉強してから、遊ぶ。

これを習慣づけておかないと、

お子さんは、これから先、ずっと同じような失敗を繰り返しますよ。

人が驚いたり、喜んだりすることを想像させよ

目標を達成した子の多くは、

「周りの人をびっくりさせよう」

「周りの人を喜ばせよう」

という思いを持っています。

例えば、

「今度のテストで100点をとって、友だちを驚かせてやろう!」

「受験で志望校に合格して、親を喜ばせよう!」

という風に考えます。

また、

「こんなに頑張ったら、あいつも驚くだろうな」とか

「もし合格したら、先生もきっと喜ぶだろうな」

と、想像しながら、楽しんで努力していくようになります。

そうなれば、自分からすすんで努力するようになるのです。

ですから、大人ができることは、

「●●を頑張って、△△を驚かせようぜ!」

「○○をやったら、お母さん、喜ぶぞ。その顔見たいね~」

などと話し、

「目標を達成できたら、誰が喜ぶか、誰が驚くか」を書かせることです。

子どもは、人が驚いたり、喜ぶことを想像すると、頑張れるのです。