「そうだね」

夢や目標を達成するには、その夢を情熱的に人に話すことです。

夢を口に出すことで、自分を奮い立たせることにもなるのですが、

前提として、その話を必ず聞き続けてくれる人が必要です。

偉人と言われる人たちは、最初は「そんなこと、できるわけがない」

と思われるようなことを実現してきました。

だからこそ、歴史に名を残しているわけです。

子どもが抱く夢も、大人から見れば、

「そんなバカな」と思えるものがほとんどです。

でも、頭ごなしに否定しないでください。

一度は子どもの話を、「そうだね」と受け止めて欲しいのです。

否定され続けると、子どもは自分の考えや夢を話さなくなります。

そして、殻に閉じこもろうとしてしまいます。

最悪なのは、「お前は勉強して、いい学校に入れば、

やりたいことができるんだから・・・」などと理屈で説き伏せることです。

子どもに理屈は通用しません。

納得しないことに前向きに取り組むわけがありません。

では、何が子どもを目標に向かわせるのか。

それは、共感と信頼です。

「この人は私のことを大切に考えてくれている」

「愛されている」と共感できるから、

「自分が大切にしたい人を喜ばせたい」と思って、努力するのです。

だからこそ、子どもにとって最高の聞き役になってください。

子どもの夢の実現の半分は親のかかわりによるものなのです。

親は怒るな!笑顔になれ!

ちょっと過激なタイトルですね。

もちろん、悪いことをしても怒るな!という意味ではありませんよ。

でも、もし、親の笑顔が子どもの自主性を生み出すと知っていたら、

あなたはこれまでと同じように怒り続けますか?

たとえば、宿題をいつもまったくやってこない子が、

半分しかやってこなかった場合、普通は怒られますよね。

「何で宿題をきちんとやらないの!」

でも、そうではありません。

「半分もやったんだ。えらいぞ!」と褒めます。

叱られると思っていた子は、意外にも褒められたことで安心して、

「次はもう少しやってみよう」と、心に小さな意欲の火がともるのです。

逆に、毎日の勉強スケジュールを立てて、徹底的に管理し、

「自分はこうやりたい」と子どもが言っても、一切受け付けない。

せっかく自分から進んで勉強に取り組んでいた子に、

親がそれをしてしまうと、その子の意欲を奪い取ってしまい、

成績が下がる場合があります。

子どもにしたら、自分のやり方を全否定されたも同然。

ふくれっ面で無理やり、机に向かわされ、

勉強しているフリを始めることでしょう。

親子でも、自分を否定する人間との間には、

信頼関係を築けないのです。

また、親が勉強を押し付けると、

親の言うこと以外をやると怒られるので、

自分で物事を考えることを放棄するようになります。

しかし、自主性こそ、できる子に不可欠な要素ですよ!!

最高のご褒美は親の笑顔と褒め言葉

親に褒めてもらえる場合と怒られる場合の割合を、子どもたちに聞くと、

「1:99の比率で圧倒的に怒られる事が多い」と答えるでしょう。

一方、親に同じことを聞くと、「5:5でしょうか」

という方がほとんどではないでしょうか。

子どもは、「うちのお母さんはいつも怖い顔で怒ってる」

「勉強しなさいばかり言う」などと、怒られたことしか覚えていません。

また、褒め方にも問題があるのかもしれません。

繰り返しになりますが、子どもが何かできたら、

少し大げさなくらいに褒めてあげると良いでしょう。

たとえ話になりますが、Bちゃんという子がいました。

真面目に授業を受け、成績も中位。

ただ、ここで1つ問題が。

お母さんが教育熱心なのはいいのですが、とても厳しく、

「うちの子は積極性が足りない」

「自主性、やる気がない」と、

いつもイライラしながらBちゃんを叱っていたのです。

Bちゃんは、塾ではいつもニコニコ楽しそうなのに、

お母さんが迎えに来ると黙ってしまい、目も合わさず、

いつもビクビクしているように見えたのです。

あるとき算数で80点を取り、

本人は喜んでテスト用紙をお母さんに見せました。

ところがお母さんは、「問題が易しかったんでしょ」

と、つれない態度。

まったく褒めてもらえません。

それどころか、「なんで、こんなところを間違えるの!」

とヒステリックに叱りつける始末。

これでは、能力がある子でも、絶対に伸びません。

小学校くらいの子どもは、「褒めてくれる人=自分のことを好きな人」

と考えます。

つまり、親が笑顔で子どもと接し、

たとえ小さなことでもほめてあげることが、

「できる子」を育てるキーポイントになります。

子どもの言葉は肯定的に受け止める

Aちゃんのお母さんが不満顔で言いました。

「うちの子は最近、お笑い芸人になりたいなんて

バカなことを言うんです」

みなさんは、こんなとき、どう対応しますか?

「そんなことを考えていないで勉強しなさい!」と言うか、

何としても勉強しないといけない職業に変えさせる(ように仕向ける)

親が多いのではないでしょうか。

もし、Aちゃんが次に「私、大人になったら美容師になりたい」

と言い出せば、お母さんは、

「何を言っているの。あなたはすぐに言うことが変わる。

大学に行きなさい。」と、聞く耳を持たずに言うかもしれません。

こんなことを続けていると、子どもは、

「私のことは何もわかってくれない」と考え始め、

「何を言っても否定されて無駄だし、怒られるから何も言うのはよそう」

と、自分の感じていることを話さなくなっていきます。

私なら、「そうなったら楽しそうだね」と受け止めて、

「じゃあ、どうすればお笑い芸人になれるか自分で考えてごらん」

と子どもに話します。

子どもの夢はコロコロ変わっていきます。

でもそれでいいのです。

毎日、そのときの「ああしたい」を口に出せる環境が、

夢を持ち、やる気を出す習慣につながっていくのです。

安心してください。

子どもは意外と現実的です。

自分の頭で考えさせると、「やっぱり大学に行こう」と思い直し、

また机に向かい始めることがほとんどです。

受験という高いハードルに挑んでいる最中なら尚更、

他の事に気をとられると、親としては心配になることもわかります。

でも、少し辛抱して子どもとの会話に付き合ってあげてください。

「お母さんは自分のことを理解してくれる」

「自由に何でも話せる」と思える居心地の良い環境にいると、

子どもは精神的に安定していきます。

感性を大切にする

最近、やる気のない無気力な子が増えているといいます。

理由は様々ですが、無気力な子は、

「思ったこと=できる」という頭の回路ができていないため、

「私はこうしたい」ということを思うことすら

できなくなってしまっているのです。

子どもにとって、「こうしたい」というのは、

無理やり考えることではありません。

どちらかと言えば、感性の問題です。

感性が鈍ってしまった子は、

どんなに理論的に優れた勉強法をやらせてみたところで

良い結果は出ないのです。

「私はこうしたい」と感じる感性こそが大切なのです。

ですから、是非、親のみなさんにもご自身で試してください。

例えば、「あの映画が見たい」とか「評判の〇〇へ行ってみたい」など、

これまでにしたいと思ってはいたけれど、

実現できなかったことが沢山あると思います。

やってみたいことを20個書き出してください。

その紙をいつも持ち歩き、ちょっとした空き時間に読み返すのです。

そうすると不思議なことに、少し意識するだけで、

1~2週間もすれば実現できることが、いかに多いかわかります。

子どもの場合も同じです。

口に出したり、紙に書いた中で、できたことがいくつかあると、

おもしろがって、ドンドン積極的にアウトプットするようになります。

最初は小さなことでいいのです。

「早起きする」

「寝る前に明日の準備をする」

「挨拶は元気よく」でも構いません。

「思ったことは、できる」という自信をつけさせることが目的なのです。

褒め言葉とシールで努力を称える

子どもが見事に目標をクリアしたら、ご褒美を用意してあげると、

「もっと頑張るぞ~」と喜びもやる気も倍増します。

でも、「できたらお小遣いをあげる」というのはNG!

紙に目標と日付を書き入れておき、

できたら子どものお気に入りのキャラクターシールをあげ、

自分で日付のところに貼らせる。

これだけで、十分、子どもは満足してくれます。

ただし、もし、

「今度のテストで成績が上がったら遊園地につれて行ってあげる」

と言ったとして、子どもがその通りにできたら、

約束は必ず守ってください。

親が子どもとの約束を破れば、その理由がなんであれ、

子どものやる気は失せ、信頼関係も薄らぎます。

あなたは、約束を破るような子に育てたいですか?

親が「約束を破るな」と言いながら、

自分がそのルールを破るのはおかしいですよね。

仕事の都合でいけなくなったと言うくらいなら、

最初から約束をしないこと。

一旦約束したら、ご褒美の日は必ず空けて、

カレンダーにもグルグル丸でもつけておきましょう。

当塾では、確認テストやテキスト、プリントなどで、

100点を取った子には、壁に貼ってある紙にスタンプを押し、

10個溜まれば、消しゴムを1個あげています。

たったこれだけでも、子どもは得意気な顔で、家に帰ってから、

嬉しそうにご両親に報告しているようです。

賞状でもいいですよ。

100円ショップで買った額に入れるともっと、らしくなるでしょう。

そして、それをリビングなど

家族が毎日集まるところに飾っておくのです。

すると、「お父さん、お母さんをもっと喜ばせたい」

という子どものやる気をうまく刺激してくれるでしょう。

また、リビングなら、来客も子どもを褒めてくれるという

仕組みにもなると思います。

褒め言葉とともに、努力の結果を

目に見える形にしてあげることが大切です。

シールでも、賞状でも、なんでもいいのです。

「私はこんなにやったんだ」と、

努力した成果を実感できる工夫をすることで、

やる気になってくれるのです。

目標はスモールステップで

目標を立てるときに注意することは、

まずは、確実にできる小さなステップから始めることです。

例えば、家で全く勉強しない子が、いきなり、

「毎日3時間勉強する!」なんて言っても、

三日坊主で終わるだけです。

こんなお話を聞きました。

Aくんは、家での勉強はおろか、

塾の宿題もまったくやってきませんでした。

遅刻や欠席も頻繁です。

そこで、「毎日、学校帰りに塾に寄り道していけ」と言ったところ、

遊びの延長なのか、毎日ニコニコ顔で来るようになり、

遅刻や欠席をしなくなりました。

その次に、「毎日、3分間だけ集中して机に向かう。それ以上はするな」

と目標を設定したそうです。

「たった3分」と不安に思う方もいるでしょう。

でも、勉強する習慣のない子に、

いきなり、「1時間やれ」と言ってみても無駄です。

無理やりにやらせても、勉強するフリをするか、

ますます勉強嫌いになるだけです。

たとえ3分といえども、まずは毎日勉強する習慣を

つけることが大切です。

最初のうちは、「3分やったから」といって、

その後は漫画やテレビゲームをやっていたようですが、

「3分以上するな」というと不思議なもので、

Aくんは1ヶ月もしないうちに1時間以上も

勉強するようになったそうです。

彼は結局、中学受験も合格しました。

目標は小さなステップに分けて、できるところから始めて、

確実にクリアすることが大切です。

小さな成功体験は次のステップへ進むエネルギーとなり、

子どもに大きな自信を与えます。

小さな目標から始めて、少しずつ大きな目標へ

チャレンジすることが、やる気を引き出すコツなのです。

目標を具体化すると現実性が増す

目標を立てるときに重要なことは、なるべく具体的にして、

その目標が達成できたら〇、

できなかったら×をつけられるくらいに明確にすることです。

「もっと積極的になる」「毎日家で勉強する」

という目標では抽象的で、子どもが実際の行動に移しにくいですし、

本当にできたかどうか評価もできません。

子どもが、「もっと積極的になる」と言えば、

「積極的ってどういうことかな?」と聞いてみてください。

すると子どもは、

「大きな声で挨拶すること」

「自分から発言すること」

「言われる前にやること」

「自分から話しかけること」

などと言うはずです。

人によって「積極的」の具体的イメージは違うのです。

さらに、ここでのもう一押しが大切です。

「大きな声ってどのくらい?」と返すと、

「いつもの2倍の大きな声で」と答えたら、しめたもの。

目標が具体化され、明確になることで、現実性が増していきます。

同様に、「毎日たくさん勉強する」ではダメです。

もっと噛み砕くことが大切なのです。

「夜7時半になったら2時間机に向かう」

というくらい目標を具体化する必要があります。

そして、目標は必ず紙に書かせ、目立つところに貼ることも大切です。

子どもに繰り返し目標を意識させることで、着実に効果が上がります。

そして、目標通りにできたときには、

少し大げさなくらい褒めてあげて下さい。

ここが最も重要なポイントです。

お母さんの笑顔と、「よく頑張ったね」の一言が、

「やればできるんだ」という達成感となって積み上がり、

子どもはより積極的に物事に取り組みます。

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